今年の夏はアイスコーヒーを作ろう!

季節も夏に近づき、外出先でアイスコーヒーを手に取る機会も増えてきたのではないでしょうか?

当店では、アイス用のコーヒー豆も販売していますが、家でアイスコーヒーを作るというのは、ホットと比べて難しいと感じている方が多いように見えます。私としては、ホットよりもアイスを淹れるほうが手間がかからないので、家庭向きだと思っています。なぜならアイスは大量に作って冷蔵庫に保存が可能だからです。

ホットは淹れたものを数時間放置すると、抽出液の香りが徐々に減少すると同時に、酸味の成分が変質し不快な酸っぱさを発生させます。よってホットコーヒーは保存に不向きで、飲む都度淹れる必要があります。

アイスはその点、香りが逃げにくく、酸の変質スピードも緩やかなので、作ったものは冷蔵保存であれば5日程度は良い状態が保てます。多めに作って冷蔵庫に常備しておけばいつでもお店で飲むような味わいを楽しむことができます。ミルクと割ってアイスカフェオレにするのもオススメですよ!

では、ここからはそのレシピとコツについて説明していきます。作り方は大きく分けて「熱湯抽出」と「水出し」に分かれます。使用するコーヒー豆は、キレのある苦味としっかりしたコクのある味わいにするため、深煎りを選ぶのが一般的です。迷ったときは当店の「アイスコーヒーブレンド」を是非お試し下さい。

【熱湯抽出】
ホットコーヒーのドリップ抽出と要領はほぼ同じですが、唯一のポイントは「急冷」する事です。最も手軽で美味しくできるのは、サーバー内に必要な分量の氷を入れておいて、その上から熱湯でドリップを行い急冷する方法です。(写真のような状態です)

氷によって薄まることを考慮した分量の粉を準備します。また、アイスコーヒーにとって重要なしっかりしたコクを十分引き出すため、ゆっくりと湯を注ぎ、3分程度の時間をかけるのがコツです。

粉と氷の分量の目安は以下の通りです。抽出量が多い場合サイズの大きなドリッパーが必要になるので注意してください。抽出量が多いほど必要な粉の割合が少なくなるので、一度に多めに作った方がお得ですよ!

◎500cc作る場合
粉40~45g 氷200g《推奨ドリッパー カリタ102 ハリオ02》
◎1000cc作る場合
粉70~75g 氷400g《推奨ドリッパー カリタ103 ハリオ03》
◎1800cc作る場合 ←当店はこの方法で淹れています
粉130~135g 氷800g《推奨ドリッパー カリタ104》

【水出し】
水に漬けておくだけということで簡単なイメージもありますが、私としては熱湯抽出よりも手軽さには欠けると考えています。

その理由としては、

1.専用の器具が必要なこと。
水出し専用の器具を準備する必要があります。もしくはお茶パックのような不織布に粉を入れ、水に漬けておく方法もあります。いずれにしてもホット用の器具を転用する事はできません。

2.長時間待つ必要があること。
冷水は抽出効率が低いため、水に漬け長時間待つ必要があります。飲みたいと思ったときにすぐ飲めないのはちょっと残念ですね。

3.時間の管理が必要なこと。
抽出時間が風味に影響を与えるのは水出しでも同じです。一般的に漬けておく時間は8時間前後が適当と言われていますので、それよりも短いと薄く、長いと濃くなってしまいます。また、極端に長時間漬けたまま放置してしまうと雑味まで抽出され、風味に悪影響が出てしまいます。いつも同じ風味を作るには適切な時間管理が求められるということです。

水出しには以上のような手間が必要になりますが、熱湯抽出とはまた違った風味のアイスコーヒーを作ることができます。風味の違いを体験したい方はぜひ挑戦してみてください。
ちなみに、漬け置き抽出の場合は冷水1000ccに対し、粉70g前後が目安となります。

今回説明したことを参考に、ぜひとも家庭でアイスコーヒーを作ってみてください。思いのほか簡単に美味しくできるのでびっくりするかもしれませんね!