コーヒー豆生産国ランキング (その2)

今回はコーヒー生産量トップ1、2位、その他の有名生産国をご紹介していきます!

第2位 ベトナム
ベトナムがコーヒー生産大国として選ばれることを意外と感じる方は多いと思います。こちらの国はコーヒーの「ロブスタ種」を主に生産しているため、単一銘柄で販売されていることはほとんどなく、コーヒー生産国としての知名度が低いのが現状です。

ロブスタ種はブレンドの原料として、若しくは缶コーヒーやインスタントコーヒー等の工業製品において利用されます。アラビカ種に風味の面では劣りますが、ロブスタ種はコーヒーの世界総生産量の4割を占めるほどの需要が有るのも事実です。

ベトナムがコーヒーの世界において極めて重要な役割を持っていることは、是非知っておいて下さい。

第1位 ブラジル
言わずと知れたコーヒー生産大国であるブラジルのコーヒーは、酸味が控えめで、柔らかな苦味とコクがあり、日本人の嗜好と相性が良いのが特徴です。

世界総生産量の20%を占め、その年のブラジルのコーヒーが豊作か不作かによって、世界のコーヒー価格相場が変動してしまうほどの影響力を持っています。

【その他有名生産国】
《タンザニア》
アフリカ東部のタンザニアは「キリマンジャロ」で有名な生産国です。重厚でしっかりした酸味とコクがあり、飲みごたえのある風味が特徴です。深煎りにしてもその個性が良く生きるため、フルボディのコーヒーとして人気があります。

《グアテマラ》
中米を代表する生産国グアテマラは、甘い香りとすっきりした酸味が特徴の人気銘柄です。総生産量は中程度ですが、日本への輸出割合が他国と比べ大きいという特徴があります。

《ジャマイカ》
高級コーヒーの代名詞「ブルーマウンテン」が生産されるのがこの国です。ジャマイカのコーヒー生産量は比較的少ないのですが、日本への輸出割合は 驚く事に80%を越えます。

昔から続く高級コーヒーとしての知名度により根強いファンを獲得してきましたが、スペシャルティコーヒーが普及し始めた現代では、その需要は減少傾向となっています。

以上、様々な有名生産国を紹介していきました。コーヒーの銘柄を選ぶ際には是非生産国にも注目して、お気に入りのコーヒーを見つけてください!